カム・ダイン・ウィズ・ミー

UK TV番組 / 雑感

ブリティッシュベイクオフに引き続き、カム・ダイン・ウィズ・ミー(Come Dine With Me)についてご紹介。

BBC Channel 4で放映されている大人気料理コンペティション番組。2005年放送開始、2024年現在も放送中。

同じ町に住む見ず知らずの男女5名が自作の料理を披露し、優勝者を競う素人料理番組。優勝者には賞金1,000ポンドが付与される(2024年時点、約20万円)。

イギリス全土、各都市で開催されるロケ番組でもある。

毎日、ある参加者がホストとなって、他の参加者を自宅に招待する。1エピソードの参加者は5名で、1エピソード終了するのに5日間かかる。

司会者はなく、ナレーションのデイブ・ラムが番組を進行する。デイブ・ラムはコメディアン。特徴のある濁った声でふざけたコメントが毎回楽しい。

なお、カム・ダイン・ウィズ・ミーは世界各国にも広がり、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの各国版が放送されている。

料理は1品ではなく、コース料理。前菜、スープ、メイン、デザートのフルコース。参加者はこれら全てを他の参加者に振る舞わなければならない。

採点の対象は、料理の味、ワザだけでない。夫々の料理の味のコンビネーション、料理を選択したセンス、使われた食器、テーブルセット、ホストとしての振る舞い・・・。料理を食べる際に目に入る全てでもって採点される。

参加者は皆同じ町に住んでいるとはいえ、全くの赤の他人。食事中は、料理の感想だけでなく、お互いの素性やプライベートな話題にも話が及び、参加者の人柄、趣味、個性が存分にわかる構成になっている。

参加者は毎回キョーレツな個性で驚く。料理の内容やおもてなしのスタイルは何でもよく、参加者の個性が爆発した思い思いのスタイルで行われる。キッチンがカオスになることもしばしば。

私が一番印象に残っている回では、デザートがピンク色で乳房のカタチをしていたプディングだった。食べる時、各々がシロップを垂らして食べる。グロテスクとうよりはお笑い。作ったホストは自信満々だった。ゲストである他のの参加者は、「げげっ、こんなものを食べさせられるのか(泣笑)!」と爆笑しっぱなし。

毎回、帰路の車中でホスト以外の参加者がその夜のホストの料理に対する採点を行う。10点満点でスコアを出す。そのスコアは他のメンバーには最後まで秘密であるが、視聴者にはどの人が何点か随時公開される。

通常、採点は車中で行われるはずであるのに、私が一番印象に残っている回では、なぜかある参加者(男性)はホスト(男性)の寝室に忍び込んでベッドに座って、極めて真面目な顔でその夜の料理の批評を行い、勝手にホストの枕を握りしめてスコアを上げていた。彼が大真面目なフリしてふざけた事をするので、まるでモンティ・パイソンみたいなそのシチュエーションに大爆笑して忘れられない。彼は全くの素人参加者なのにとってもタレント性があって、面白過ぎた。

参加者がプロのシェフであるプロフェッショナルバージョンも放映

出典元:Come Dine With Me by ITV Studios/Official Trailer of The Professionals

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日本では、Youtubeの公式チャンネル(https://youtube.com/@comedinewithme?si=EOI7V1FHPs821fnw)で視聴できますよ。英語字幕で英語の勉強にもなります。ぜひ、お試しください☆

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